
高橋祥子「先端科学の専門家ほどリベラルアーツが必要」バイオテクノロジービジネスが直面する根本課題 「遺伝子組み換えサル」は生命倫理的に正しいか
人間のゲノム解読が完了した2003年から、飛躍的に進歩しているのがバイオテクノロジーの領域だ。遺伝子を操作するゲノム編集の研究が進み、それに対する期待と不安もある。私たちは最先端技術とどう向き合うべきなのか。個人向けに遺伝子解析サービスを提供するジーンクエスト代表の高橋祥子さんは「新しい分野ゆえに、生命科学の専門知識だけでは一律に答えを出せないことも多い。多様性が大切です」と語る──。