
「宅配ロッカー」広がるサービス、マンションから職場のDXへ 株式会社フルタイムシステム 後編
1999年の旧郵政省の省令改正により宅配ロッカーは郵便簡易書留の受け渡しが認められるなど普及が進んでいく。市場は右肩上がりに推移すると思われたが、2008年、世界をリーマンショックが襲う。創業以来の試練のときを迎えることになった。この大ピンチのなか宅配クライシスが発生。ネット通販によって宅配個数が急増し、再配達が社会問題化した。これを解決する手段として宅配ロッカーが再び注目され、需要が大きく回復した。そしてコロナ禍の今、企業の働き方改革にもその力が求められるようになっている。