
教育現場の苦悩、ICT環境整備の「落とし穴」 | 東洋経済education×ICT
2023年度を目標としていた「GIGAスクール構想」が前倒しされたことで、教育現場におけるICT環境の整備が飛躍的に進んだ。だがそれは、国公立の小中学校に限った話で、構想の対象外である高等学校や、整備の補助割合が低い私立学校では遅れが目立つ。同じ小中学生で教育格差が生じたり、高校でICT活用の学びが途絶えたりしては意味がない。子どもたちを取り残さず、切れ目のないICT教育を実現するためにはどうすればいいのか。「BYOD」と「BYAD」の2つのキーワードを軸に、端末整備に腐心する教育現場の苦悩をひもといていく。