
広がりを見せる“新たな価値観”。それが電気自動車の普及を加速する 立教大学田中道昭教授が語る「これからのクルマ」に求められるもの
気候変動やエネルギー問題、また技術革新などを背景に、電気自動車(EV)への関心がさらに高まっている。異業種からの参入も相次ぎ、国内自動車メーカーも取り組みを強化している状況だ。この1月には、日産自動車から発売10年目を迎えるEV「日産リーフ」のハイパフォーマンスバージョン「日産リーフe+」も登場。同社は昨年11月、EVの車載バッテリーに貯めた電力を家やビルなどへ給電するといったソリューションを含む新コンセプトも発表している。単なる移動のためのツールを超え、新たな役割を担おうとしているEVの未来とは――。企業戦略やマーケティング戦略などが専門で、EVにも関心を寄せる立教大学ビジネススクールの田中道昭教授に聞いた。