
琵琶湖畔の中堅企業が世界基準のビジネスモデルへ変革できたワケ 2つのDXを同時推進したオプテックスを支える経営基盤
企業経営の課題や問題点を解決するためのシステムソリューションを提供する、世界的ソフトウェア企業SAP。多様かつ大規模なプロジェクトに対応可能な半面、同社のシステムは資金が豊富な大企業向けというイメージがついて回る。しかし実際には、SAPの顧客の8割は中堅・中小企業が占めており、日本国内でも続々とSAPの統合基幹業務システム(ERP)導入に踏み切る企業は数多くある。自動ドアなどに使用される産業用センサー事業で世界有数のシェアを持つ、滋賀県の中堅企業オプテックス株式会社もそのひとつ。導入の経緯や導入後にもたらされた社内変革について、同社の代表取締役社長・上村透氏に話をうかがった。