
高度な技術を用いた広島産半導体が、Society 5.0を実現
国産半導体の世界シェアは1988年の50.3%をピークに低下を続け、2030年には0%に近づく※という。しかし半導体産業が斜陽なのは日本だけ。世界では成長産業であり、高性能な半導体はSociety 5.0の実現に不可欠だ。米国半導体メモリ大手のマイクロンは、6月に行われたテレビの取材で、上級副社長が年内にも広島工場で1βと呼ばれる最新テクノロジーのDRAM製品を量産化する意向であると述べた。半導体の役割、国内生産の意義について、半導体技術の専門家である東京大学の黒田忠広教授と広島大学の寺本章伸教授に聞いた。