
目指すは、バージョンアップ可能な都市:「東京ベイeSGプロジェクト」は未来世代の受け皿となるか
ベイエリアを舞台に、持続可能性と活発な経済活動が両立した都市モデルを構想する「東京ベイeSGプロジェクト」。これを推し進める東京都は、豊かな自然に囲まれ、生物多様性にも富む“人間中心の空間”の創出を目指している。その重要な論点のひとつが、いかにして時間軸の異なる「都市づくり」と「テクノロジーの進化」を融合させ、最先端の未来都市であり続けられるかだ。建築家の豊田啓介、ボディシェアリングの研究開発を推し進める玉城絵美、東京都副知事の宮坂学による議論からは、“人間中心の一歩先”を見据えた「アップデート可能な都市」の課題と可能性が浮き彫りになった。