
資本主義が加速する時代に、いかにして適正な速度を取り戻せるか──国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」が描きだす、未来のユートピア像
資本主義が加速し、テクノロジーがいとも簡単に人間を疎外する時代において、適正な速度を取り戻すことはできるのか? 日本最大級の国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」が2019年に掲げたのは、「からだの速度で」というテーマだった。同芸術祭のディレクターを務める長島確と、参加アーティストのマグダ・シュペフトの言葉からは、テーマに込められた想いや、これからの時代の劇作のあり方が見えてくる。