
経済合理性を重視しながらエネルギートランジションで確かな存在感を 低炭素の施策を着実に進め、本格的な脱炭素へ
脱炭素への要請の高まり、次世代エネルギーの進展をはじめ、エネルギー産業を取り巻く環境が変化している。そうした中、長期ビジョンに「『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立」を掲げ、多面的な取り組みを進めているのが業界のリーディングカンパニー、ENEOSグループだ。グローバルなサプライチェーンを構築し、石油・ガス開発や石油精製販売、電気、再生可能エネルギー、各種素材など多岐にわたる事業を展開する同社グループは、ビジョン実現に向けどのような戦略を描いているのか――。ENEOSホールディングスの宮田知秀社長に聞いた。