
「プライベート・クレジット」が注目される理由とは 需要はさらなる拡大へ
日本がデフレから脱却し、金利とインフレ率が上昇する環境下で、株や債券などの伝統資産とは別の新たな資産形成の選択肢として注目を集めるオルタナティブ投資。その中でも世界的な注目を集め、長期の分散投資効果を期待し投資家の資金が流入しているのが企業に直接融資を行うプライベート・クレジットである。昨今、日本においても投資家からの大きな関心を集めており、例えば昨年、大和証券が「ダイワ・ブラックストーン・プライベート・クレジット・ファンド(米ドル建て)」(以下、当ファンド)を設定。6月末時点で976億円(速報値)の資金を個人・法人の投資家から調達した。では、プライベート・クレジットの魅力はどこにあるのか。大和証券プロダクト・ソリューション担当執行役員の中村厳友氏と、ブラックストーン クレジット&インシュランス・グローバル責任者のジル・デラート氏が語ってくれた。