
コンサルタントが夢想するコンサルタント不要の社会
人間顔負けの対話が可能な「ChatGPT」をはじめ、自然な文章や画像を自由自在に作り出せる人工知能(AI)、いわゆる生成AIの成長が止まらない。これまでの進歩を延長すれば、10年もしないうちに専門のコンサルタントの能力の大半を身につけてしまいそうだ。こうした未来を予見し、自らAIを活用しながらコンサルタントの将来像を模索する1人が、東京海上ディーアール(TdR)サステナビリティユニットに所属する身崎成紀氏である。生成AIの応用サービスの開発に手弁当でいそしむ一方、日々接する顧客と対話の中から、AIと人間のコンサルタントが協業する最適解を探り続ける。