
Mixed Realityから始まる産業革命 武蔵精密工業が生産技術の分野にMRを活用 遠隔支援で海外の生産ラインを続々と立ち上げへ 日経ビジネス電子版Special
新型コロナウイルスの影響で、テレワークや遠隔コミュニケーションが普及しているが、海外に生産ラインを遠隔支援で立ち上げるとなると難易度は格段に高くなる。2020年6月、自動車部品を製造する武蔵精密工業が、Mixed Reality(MR)を活用し、遠隔支援だけでメキシコ合衆国に新たな生産ラインを立ち上げた。同社はこのノウハウを生かし、インドネシア共和国、ハンガリー、カナダへと、次々に同じ手法で生産ラインの構築を進めている。ものづくり大国日本のお家芸であり、何よりも現場・現物を重んじてきた生産技術の分野において、いよいよMRの活用が始まった。MRの活用は新たな常識(ニューノーマル)となるのか。