
帝京大学の研究が拓く未来 脂質代謝過程と疾患の関係を解明 - ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版
三大栄養素の1つである「脂質」は、生体のエネルギー源として働く以外にもさまざまな機能を持っている。近年の研究では多くの疾患との関係性がわかってきた。脂質と疾患の関わりに着目して長年研究してきた帝京大学薬学部物理薬剤学研究室の横山和明教授と濱弘太郎准教授は、大腸がんや先天代謝異常症と極長鎖脂肪酸の関わりを発見。脂肪酸の代謝過程を追跡する分子プローブを自ら開発するなど、脂質の理解をさらに深めるべく研究を続けている。