
帝京大学の研究が拓く未来 近代日本の探査と現代の透明性 - ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版
明治から戦前までの近代日本の政治を研究対象とする帝京大学文学部史学科の小山俊樹教授は、ブラックボックスとされてきた「機密費」の使途を明らかにすることで、激動の時代の裏側を読み解こうとしてきた。また、五・一五事件の実像と、事件の裁判を報じたメディアや世論の動きを詳らかにし、戦争の時代へ転換する社会の様相を示したことでも知られている。そのような中で見えてきた近代日本の諸問題の中でも「政治と暴力」や「メディア」に着目して、研究を進めている。