変化を求められる日本の医療制度 薬価・診療報酬制度の課題と解決のための処方箋|日本経済新聞 電子版特集(PR)
新たな血液がん治療法として「CAR-T(カーティー)細胞療法」が注目を集めている。患者自身からリンパ球の一種であるT細胞を取り出し、がん細胞を攻撃する能力を高めてから増殖させて再び体内に戻す。近年、このCAR-T細胞療法を含む再生医療が急速に進化している。患者の身体的負担が軽く、治療成績も向上しているが、わが国では今、こうした最新医療の提供を継続していくことが危ぶまれている。背景にある課題と解決策について、北海道大学大学院医学研究院 血液内科学教授の豊嶋崇徳氏に話を伺った。