
商社のコア業務に生成AIを活用し生産性向上と高付加価値業務へのシフトを実現 - 日経ビジネス電子版 Special
DXの取り組みを加速させる三井物産では、生成AIの活用も始まっている。最初にその対象としたのは、従来、大量の文書を読み込む必要があった入札や契約関連における業務だ。商社にとってはコアの業務ともいえる。AIを使えば、資料やメールなどから必要な情報を抽出したり内容をまとめたりすることができる。導入後、生産性向上などの定量的な効果を確認した同社は、社員がさらに高付加価値の業務にシフトするなど、次の生成AI活用への歩みを速めている。