「新たな挑戦」に向けた構造改革が始動「金融+」で「リテールNo.1」を目指す

「新たな挑戦」に向けた構造改革が始動「金融+」で「リテールNo.1」を目指す

2003年5月17日は、日本の金融史に残る日となった。バブル崩壊後の不良債権処理に苦しむりそな銀行に対して、2兆円規模の公的資金投入が決まったのだ。いわゆる「りそなショック」である。その後、同社は自らに大鉈を振るうとともに、営業時間の拡大や大胆な業務改革を次々と断行。個人や中堅・中小企業向けのリテール業務に注力し、収益力は徐々に回復した。ピーク時に3兆円以上あった公的資金は、2015年6月に完済した。